育児×アジャイル|育児とはアジャイル開発手法が適用できるのではないか

ママの悩み

IT企業で13年勤務。大規模開発のプロジェクトマネジメントも、アジャイル開発も行ってきました。

育休を取得して約1年。仕事からは離れておりますが、育児をやっていて思ったこと。
それは育児はアジャイル開発手法はリンクしているのではないか。育児にアジャイルを応用できないかな、と。

育児は予測不可能なことばかり。とにかくやってみないとわからない。正解がない。試行錯誤。あれ、これはアジャイル開発と同じ考え方なのでは。

そもそもアジャイル開発とは?

そもそもアジャイル開発とは何ぞや、という方に。IT系に携わっていない方は「?」だと思います。

アジャイル開発とは、ビジネス価値の最大化に向けて、顧客に価値のあるソフトウェアを早く、継続的に提供するためのアプローチです。

今はVCUAの時代(Volatiltiy:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、A:Ambiguity:曖昧性)。
変化が激しい現代において、数年かかる開発なんて、開発が終わった頃には時代遅れとなってしまう。そこでアジャイル開発手法にて、よりスピーディにかつ柔軟に開発を行うことが求められるようになってきた、というわけです。

アジャイル開発での最終的な目標は、ビジネス価値の最大化です。ビジネス環境は常に変化しているため、変化に合わせて継続的な対応が求められます。そのため、継続的な改善、成長を目指すマインドセットが求められます。

育児ってアジャイル開発の考え方と同じ?

2020年11月に娘を出産して、育児歴はもうすぐ1年。育児ってこんなことでした。

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・子育て本に書いてあることは正解ではない。その子に合ったやり方を試行錯誤で自分でみつけるしかない。
⇒離乳食たべない問題、寝ぐずりの解消法、とか

・成長著しく、予測不可能なことが毎日起こる。
⇒バウンサーで揺れすぎて落ちる、寝返りしまくって頭を家具にぶつけるとか。

・迅速かつ柔軟な対応が求められる
⇒バク泣きしているときにゆっくりしている場合ではない。何が原因かわからないから色々やってみる。

・正解をみつけても、成長が激しく柔軟な対応が求められる。
⇒離乳食初期、ストック作りに慣れてきたころに、次のステップに進んで形状等かわっていく、とか。(離乳食は2か月スパンで形状や硬さ等がかわる)

・育児だけではない、育児をしながら家事を行うマルチタスクが1日中続く。
⇒育児だけやってるのであれば、まだ楽かも。育児で突発的なことも対応しつつ、家事もやる。タスクが常に3,4個並走している。家事にも順序性があったりとなかなか複雑で人の匙加減によるので曖昧。

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育児はとにかく予測不可能、試行錯誤が求められた。いろいろ試して、正解をみつける。
だが、娘は成長する。成長に合わせた柔軟な対応が求められる。

家事は時間をかけている場合ではないので、効率化して複雑性を排除していきたいと思うようになる。

おお、時代の変化にように激しい変化。娘には最適な環境でいてほしい。家事も最適化を求める。
これぞアジャイル開発手法だなと。

 

育児家事にアジャイル開発手法に適用してみる

まずやってみたこと。それは予定の見える化。

マルチタスクが並走する中、私はよくやらなければならないことを忘れてしまっていた。

おむつかわなきゃ、離乳食ストック作りしなきゃ、食材はコレが必要だな。
そろそろ保活だから保育園見学しなきゃ、、あぁ、でもとりあえず今は娘が遊んでほしそうだから一緒に遊ぼう。
そうしているうちに、やらなければならないToDoリストを忘れてしまう。そのうちに更にでてきたToDoタスクが覆いかぶさり、どんどんやることが増えて、あ~~となる。

うちにもともとあったホワイトボード。とりあえずホワイトボードにかいて可視化してみました。
ホワイトボードはウォーターサーバの横に置いて、
毎日何回も目につくようにしました。

・1日の外出予定
・今日料理するもの(離乳食と大人分)
・買い物リスト
・近々買いたいもの、調べたいことのリスト

すると、少し生活に余裕が出てきたように感じます。
今日やることが可視化されており、考えるという行為がなくなりました。
娘が昼寝したら何するか、考えずにもわかる。
スーパーに行っても、買うものが頭にすぐ浮かんでくる。

「考える」という行為を少なくすることが大事。だと再認識。

こんな少しのことでも改善できた。もう少しまたアジャイル的に改善してみよう。

 

 

 

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